活動報告

福岡城二の丸「扇坂」、多聞櫓見学会

11月19日、福岡城二の丸「扇坂」発掘調査現場と「多聞櫓」保存修理工事の見学会が開かれました。
「扇坂」は、二の丸から本丸に上がる途中の階段で、扇の形をした石段があったと言われています。また扇坂の北側には「扇坂御門」があり、直角に曲がる石垣とともに東から侵入する敵を食い止める構造になっています。また、ここは正式な登城ルートでもありました。
発掘調査は「国史跡福岡城跡整備基本計画」に基づく整備に先立ち、扇坂・扇坂御門の形や大きさなどの解明を目的として行われました。
調査の結果、石垣に沿った階段の上部に雨水を流すための石組みの側溝が見つかりました。また、扇坂御門の礎石や瓦を立てて敷き詰めた、当時の舗装にあたる「瓦敷」も見つかっています。
多聞櫓は、城内で唯一、当時の佇まいを伝える建物で、国の重要文化財に指定されていますが昭和46年の大規模修理後、45年が経過し、傷みが激しいため隅櫓の土壁や本瓦葺、シロアリ被害にあった木部を中心に修理を行っています。
参加者は、現場で担当者からの説明を熱心に聞いていました。隅櫓では、土壁を削り取る作業も行われており、興味深そうに見入っていました。

添付画像
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